機能的で無駄のないデザイン

「軽さの象徴として、空をゆく飛行機を連想した。骨組みとそれを覆う薄い素材という構造にならって、良質な木のフレームに薄い樹脂製の背を組み合わせた」とシュナイダー氏。機能的で無駄のないデザインを持ち味に、幅広い分野で世界的評価を得ているドイツ人デザイナーのミヒャエル・シュナイダー氏が日本ではじめて手掛けた椅子です。

体をしなやかに受け止める独特な弾力

薄い背から肘のデザインは樹脂素材ならでは。体をしなやかに受け止める独特な弾力で腰掛ける人を魅了します。繊細なラインを生かしながら、シワ無く張地を張り込む技術は職人技の見せどころです。

「シャープ&ソフト」の理想的なバランス

直線的に伸びる脚部が全体にシャープな印象を与えています。アームの触れる部分は滑らかに削り、背から肘の体を包み込むラインに合わせごく僅かな曲線を描いています。背・座・肘と体に触れる箇所のソフトなラインは、腰掛ける人へおもいやりを込めました。